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213

所属会社
company
JR東海/JR西日本
JR/
-CENTRAL/-WEST/
種別
type
一般形電車(中距離)
EMU/commuter
使用区域 名古屋地区/山陽地区
電源方式 DC1500V
制御方式 界磁添加励磁制御
ドア数
在籍総数 60両
最高速度 110km/h
(一部は120km/h対応)

-概要-
 旧国鉄の一般形電車。

 205系を基本とした、2扉1Mの近郊形電車。国鉄最後の新製車両である。同時期に登場した211系とは姉妹車の関係にある。

この系列の製造計画は、211系の総武快速・横須賀線への投入計画があったことに端を発する。東京駅付近での地下トンネル走行という路線の特性上、M車比率を上げる必要となったが、これに際し、従来の編成にユニットモーター車を組み込むより、1M駆動車を組み込んだほうがコスト的、性能的に有利であるという判断によって、213系の基礎が築かれた。

しかし、実際に総武快速・横須賀線に211系が投入されることはなく、本系列は結局は新たに開業した瀬戸大橋線を走る快速「マリンライナー」用として投入されることとなった。実際には瀬戸大橋開業の1年前に、岡山地区の115系を置き換えるためにモノクラス車が数本導入されており、これが本系列が国鉄最後の新製車両と呼ばれる所以である。

 快速「マリンライナー」として運行するに当たっては、特別車のクロ212形が登場。この体制で、233-5000系や5000系が登場する15年後まで運行が続けられた。

 現在は、上記の新マリンライナーの登場で213系は快速運用を引退。クロ212も一部を除き廃車となった。この時に、8編成が2連化改造され、サハ213形は西日本お得意である先頭車改造を受けた。同じステンレス構造であるJR東日本205系改造車とは異なり、鋼製の制御部分を取り付けている。この部分は白く塗られており、前面は同社の他の先頭改造車と同じくまっ平らである。現在では、岡山周辺の普通運用に就いている。なお、この系列のローカル転用により、岡山の103系全編成と一部の105系が保留、または転属となった。

 このほか、クロ212と同様の鋼製による車体をもつモロ210とクモロ211による211/213系混合編成による「スーパーサルーンゆめじ」という特別編成も存在する。この編成は、新マリンライナー登場後もそのままの編成を保っている。

 前述の基本番台とは異なり、中京地区にはJR化後に5000番台が投入された。これは、近畿日本鉄道と競合する関西本線のサービス向上が目的である。クハ-クモハの2両で編成が構成されており、西日本に存在したサハ車は東海には存在しない。また、基本構造も同社の211-5000系に準じており、基本番台とは大分仕様が異なっている。

 関西本線は現在313系が投入によりワンマン化が行われ、213系はラッシュ時の運用にのみ就いている。

-大別-
0/2000番台
 暖地向けグループ。東海所属車は120km/h対応。0番台:ロングシート 2000番台:セミクロスシート
5000/6000番台
 JR東海仕様車。6000番台は1M車。
クロ212
 マリンライナー用ハイデッキグリーン車。本系列唯一の鋼製車。

-運用-
 ・関西本線(名古屋〜亀山)
 ・中央本線(名古屋〜中津川)
 
 岡山地区
  ・山陽本線(姫路駅〜三原)
  ・伯備線(新見以南)
  ・赤穂線(播州赤穂以西)  ・宇野線

-所属-
 ・岡山電車区電車センター(岡オカ)
 ・神領車両区(海シン)
 ・大垣車両区(海カキ)

-外装-
 ・ステンレス無塗装
 ・鋼製/全塗装:クロ212

-カラーバリエーション-
岡山色 湘南色 旧マリンライナー ゆめじ

-車体構造-
 ・軽量ステンレス構造【国電】

-製造-
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-関連リンク-
形式集
 ・103系  ・205系  ・223系  ・311系  ・313系  ・719系  ・5000系
外部
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-模型(Nゲージ)-
MICROACE
 ・マリンライナー/モノクラス6連  ・マリンライナー/クロ付き6連  ・桃太郎列車
 ・スーパーサルーン「ゆめじ」
 ・5000番台/登場時2連/基本・増結  ・5000番台/床下グレー仕様/基本・増結