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E127

所属会社
company
JR東日本
JR-EAST
種別
type
一般形電車(近/中距離)
EMU/commuter
使用区域 信越地区
電源方式 DC1500V
制御方式 VVVFインバータ
ドア数
在籍総数 50両
最高速度 110km/h


-概要-
 JR東日本の直流一般形電車。
 新潟地区および長野の輸送改善を目的に製造された車両。701系の直流バージョンである。

 他の地方都市圏同様、新潟や長野においても一般運用に格下げされた旧急行形車両がローカル運用に就いていた。これら車両は、2扉デッキつきの構造を持っていたために、地方都市であってもラッシュ時の運行に問題が生じていた。さらに、製造時からかなりの年月が経過していることもあり、老朽化も時間の問題であった。
 この状況を打開するために、東北地区において同様の任を帯びて投入された701系をベースとして登場したのが、本系列である。

 複数の地区に若干のインターバルをはさみ投入されているが、”両開き3扉にロングシート装備の2連”という基本コンセプトは701系と同様ではあるものの、本系列の場合両者には明らかな相違点が存在する。

 うち、新潟地区に投入されたものが0番台に区分される。115系同様、黄緑系統の新潟色を纏うこのグループをもっとも特徴付ける点は前面デザインで、701系の角ばった額縁タイプのそれとは異なり、若干丸みを帯びたものとなった。

 0番台投入から3年後の98年、松本地区の大糸線にも投入された。これが100番台と呼称される。0番台とは異なり、前面デザインは701系と同様のものに回帰。新信州色の鮮やかなブルーの帯を巻く。このほか、機器類やトイレ等のレイアウトも変更されている。
 こちらの最大の特徴はシート配置で、西側がクロスシート東側がロングシートとなった。これは、大糸線が観光路線であることに起因しており、景観をどの座席からも楽しむことができる。

 両グループとも、第二次以降の増備は行われてはおらず、一定数を維持している。165系が駆逐された現在、両地区においてもっとも古い車両は115系となるが、同系の置き換えに関してはE721系の技術を盛り込んだ新型車、もしくは211系205系といった「新形式車両」が充当される可能性が高く、本系列が新規に増備される可能性は高いとはいえない。

-大別-
基本番台
 標準タイプ。
100番台
 大糸線に投入されたグループ。車体形状が、701系に近いものとなった。同線は観光路線であることから、片側がロングシート、もう片側がクロスシートという一風変わった車内レイアウトを採用している。

-編成-
 ・2連 Tc’-Mc

-運用-
信越本線系統:0番台
 ・長岡〜新潟間 ・新津〜村上間
白新線:0番台
越後線(吉田〜新潟間):0番台
大糸線(松本〜南小谷間):100番台

-所属-
 ・新潟車両センター(新ニイ)
 ・松本車両センター(長モト)

-外装-
 ・ステンレス無塗装

-カラーバリエーション-
新潟色 新信州色

-車体構造-
 ・「走るんです」

-製造-
  ・川崎重工業  ・東急車輛製造   

-関連リンク-
形式集
 ・209系  ・701系  ・113系  ・115系  ・165系  
外部
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-模型(Nゲージ)-
MICROACE
 0番台/新潟地区  ・100番台/大糸線