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701

所属会社
company
JR東日本
JR-EAST
種別
type
一般電車形(近/中距離)
EMU/commuter
使用区域 北東北各線
電源方式 AC20000V
制御方式 VVVFインバータ
ドア数
在籍総数 256両
最高速度 110km/h

東北色 郡山にて 低ホームに対応するため、ステップを装備 07/09/04 郡山にて

-概要-
 JR東日本の一般形電車。

 90年前半、北東北地区にはいまだ客車列車が主体であった。加えて、仙台地区の電車化を推進するために改造投入された急行形電車や715系もすでに老朽化が問題となっていた。そこで、これら東北地方の交流電化下における運用の効率化を達成すべく投入された車輌が、本系列である。

 実質的な719系の後継であるが、211系をベースとした719系とは異なり209系を祖とする東日本新世代車両群の一員である。この所謂「走るんです」グループにおいては、同世代のE127系同様地方用ローカル版に位置づけられる。

 ローカル運用を行うため片側は3扉であり、前面も切妻タイプであるため非常にシカクい外観を持つ。また、かつての客車列車に合わせた低床ホームに対応するため、各扉にはステップが設置されている。
 2連から8連での運用が可能で、前述の切妻前面には複数編成(後にE721系とも)を連結運転を行うため貫通扉を装備する。その上部に、丸型の前照燈が二つ、下部の帯付近にはテールライトが配置(狭軌使用車)されオーソドックス極まりないレイアウトである。

 本系列も「走るんです」のご多分に漏れず200両を超える大量投入が行われ、結果東北地方に高速化と近代化をもたらした。その反面、当初はロングシートのみであったことに加え、短編成化が混雑率の上昇を招き、苦情も多く発生したようだ。これを受け、一部車輌にはクロスシート化の改造を受けたものも存在する。

 6年間にわたって増備が続けられ、かつ複数の地区に投入されたため、いくつかのバリエーションが生じている。大別すると狭軌仕様と山形線/田沢湖線向けの標準軌仕様の二種がある。うち、在来線用の初期車である0番台はテールライトの位置が他グループよりも低くなっているほか、標準軌仕様車のそれはLED化され前面窓上部に配置されている。

 また、JR以外にも東北新幹線延伸に伴って誕生したIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道も譲渡や新製などによって本系列を保有している。

-大別-
狭軌用
標準タイプ。
0番台
 初期グループ
100番台
 0番台改良増備車。このグループ以降、後部標識燈が上方移行する。
1000番台
 後期グループ。仙山線対応。
1500番台
 1000番台改良増備車。
標準軌用
後期グループに準拠。ステップレス、後部標識燈LED化。
5000番台
 田沢湖線用
5500番台
 山形線用

-編成-
 ・2連
 ・3連
 ・4連
Tc-Mc
Tc-T-Mc
Tc-M-T-Mc

-運用-
 東北本線系統
   ・黒磯〜一ノ関間  ・一ノ関〜盛岡間
   ・八戸〜青森間  ・浅虫温泉〜青森間
   ・利府支線

 奥羽本線系統
   ・福島〜新庄 ・新庄〜青森間
 羽越本線系統
   ・鶴岡〜秋田間 
 常磐線(いわき〜仙台間)
 仙山線(仙台〜作並間)
 津軽線(青森〜蟹田間)
 田沢湖線
 IGRいわて銀河鉄道線(盛岡〜いわて沼宮内間)

 JR以外の車両:青い森701系/IGR7000系
   ・IGRいわて銀河鉄道線
   ・青い森鉄道線

-所属-
 ・仙台車両センター(仙セン)
 ・山形車両センター(仙カタ)
 ・盛岡車両センター(盛モリ)
 ・青森車両センター(盛アオ)
 ・秋田車両センター(秋アキ)

-外装-
 ・ステンレス無塗装

-カラーバリエーション-
仙台色 山形色 秋田色 田沢湖線 盛岡色
青い森鉄道 IGR
いわて銀河鉄道

-車体構造-
 ・「走るんです」

-製造-
  ・川崎重工業  ・東急車輛製造  ・JR東日本土崎工場 

-関連リンク-
形式集
 ・209系  ・E127系  ・E721系  ・719系  ・713/717系  
外部
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-模型(Nゲージ)-
MICROACE
 ・701系100番台/秋田色5両セット   ・701系100/1000番台/仙台色
 ・青い森鉄道/青い森701系   ・IGRいわて銀河鉄道