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青色のまま環状線で走る体質改善車 06/09/05 西九条にて 201

所属会社
company
JR東日本/JR西日本
JR-EAST/WEST
種別
type
一般形電車(近距離)
EMU/commuter
使用区域 中央線系統/京阪神各線
電源方式 DC1500V
制御方式 サイリスタチョッパ
ドア数
在籍総数 846両(07年4月現在)
最高速度 100km/h

-概要-
 旧国鉄の一般形電車。

 電気子チョッパ制御、空気ばねなどの新技術を用い国鉄が「省エネ」をキャッチフレーズに開発した車両。派生系列として、常磐緩行線用の203系が存在する。

 103系に代わる新世代通勤形車両と期待され、国鉄も大きな期待を寄せていた。がしかし、そこには使用エネルギーは少なくなったものの、製造コストがかさむという、非常に皮肉な現実が待ち受けていたのである。結局、老朽化が進んでいた101系を置き換える目的で中央総武線、そして、103系のスペックでは厳しく車両故障が続発していた京阪神緩行線のみに集中投入されるのみで、約1000両ほどの新製に留まった。

 このようにして、前途洋洋だったはずの201系は逼迫した国鉄財政の前にあっけなく敗れ去り、新世代車両の座には後発の205系が就くことになった。

 のちに、JR東日本では新系列の投入が始まり、総武緩行線からは103系205系とともに撤退。五日市線や青梅線に残存していた103系の淘汰のために転属、また数本が京葉線に転属した。

 JR東日本では、06年に中央快速線にE233系が投入され、数年後には青梅線、五日市線用を含めた「四季彩」を除く全車の撤退が予定されている。このほか、E233系の京浜東北線への投入に伴い、209-500系が京葉線に転属も予定されているが、201系の総数には満たないためこちらは数年程度残存する模様だ。

 対照的に、JR西日本では201系を新世代車とみなしており、30N体質改善(ベンチレータ撤去、前面窓構成変更、張り上げ雨どい、ドア大型化)が進められている。現在、321系の投入によって東海道緩行線から多数が転属している。そのうち6連に組み替えられた編成が奈良電車区に配属され、本系列初となるウグイス色が登場した。

-編成-
 ・10連
 ・8連


 ・6連
 ・4連
(中央快速線:10連貫通編成)
(大阪環状線:その1)
(大阪環状線:その2)
(大阪環状線:その3)

Tc’-M’-M-M’-M-M’-M-Tc
Tc’-M’-M-T-T-M’-M-Tc
Tc’-M’-M-Tc+T’c-M’-M-Tc
Tc’-M’-M-M’-M-Tc
Tc’-M’-M-Tc

-運用-
 中央線系統
  ・中央快速線  ・中央線(高尾〜大月間)
  ・五日市線  ・青梅線
  ・八高線(拝島〜高麗川間)
  ・乗り入れ先:富士急行線

 京葉線系統
  ・京葉線  ・外房線  ・内房線
  ・東金線
 東海道/山陽線系統
  ・京阪神緩行線  ・湖西線  ・福知山線

 大阪環状線系統
  ・大阪環状線線  ・関西本線  ・桜島線

 関西本線系統
  ・大和路線  ・奈良線  ・和歌山線(王寺〜高田)
  ・桜井線 

-所属-
 ・豊田電車区(八トタ)
 ・京葉車両センター(千ケヨ)
 ・森之宮電車区(大モリ)
 ・網干総合車両所明石品質管理センター(神ホシ)

 ・奈良電車区(大ナラ)

-外装-
 ・普通鋼/全塗装

-カラーバリエーション-
オレンジ:朱色1号
中央快速線系統
大阪環状線系統
特別塗装:中央線
四季彩
スカイブルー:青22号
京葉線
京阪神緩行線
大阪環状線
ウグイス:黄緑6号
関西本線系統

-製造-
 ・川崎重工業  ・東急車輛製造  ・日本車輌製造   

-関連リンク-
形式集
 ・103系  ・203系  ・205系  ・E231系  ・321系 
外部
---

-模型(Nゲージ)-
KATO
 ・基本3色(橙・黄・青)
GREENMAX
 ・30N体質改善車【関西3色(橙・青・鶯) [ 塗装済みキット ]】

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