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119

所属会社
company
JR東海
JR-CENTRAL
種別
type
一般形電車(近/中距離)
EMU/commuter
使用区域 飯田線
電源方式 DC1500V
制御方式 抵抗制御
ドア数 3
在籍総数 55両
最高速度 100km/h

-概要-
 旧国鉄の一般形電車。

 80年代には他の地方線区と同じく旧型国電が未だ多数残存していた。これらを淘汰すべく開発されたのが本系列である。

 同時期、国鉄は同様の問題を抱えた他の線区に115系105系を投入していた。しかし、2両単位での運行や駅間の短さ、勾配存在などの環境から、両者とも飯田線への導入は難しい状況にあった。そこで、105系の動力システムである1M方式を採用し、なおかつ抑速ブレーキを装備した新系列が製造されることとなったのである。

 形式が117系の続番となっているからもわかるように、近郊車として位置づけらている。そのため、車体は幅狭で、セミクロスシートである。前面形状は増解結を考慮した貫通型で、窓周りがへこんだ105系と同様のデザインを採用している。

 105系と同じく全車が先頭車で構成されており、当初は3連で運用されたものも存在していた。しかし、のちの運用調整により2連に改編、余剰となったMc車に運転台を取り付け両運転台車へと改造を行った。このときに誕生した両運車は100番台に分類されている。

 
国鉄末期には一部の車両が東海道線静岡地区の快速「するがシャトル」に転用されたものの、もともと飯田線に特化した車両特性上、東海道線の路線特性には適応できず数年で撤退している。この際にこれら車両には冷房化改造が施され、本系列初の冷房車となった。

 後に、残りの車両にもインバータクーラーが搭載改造が施工されており、改造時に車番が+5000となった。このため、本系列には1の車番を持つ車両は現存していない。このほか、2連を組む数本の車両はワンマン化改造を受けて5300番台となっている。

 
その特殊な生い立ちゆえ未だ後継車は現れておらず、313系の大量投入による置き換え対象にも含まれていない。そのため、当分は安泰であると思われる。

-大別-
0番台
 するがシャトルに転用されていたグループ。初期に冷房化されたため改番されなかった。
5000番台
 JR化後に冷房改造されたグループ。
5100番台
 両運改造車
5300番台
 ワンマン改造車

-編成-
 ・2連
 ・単行
Tc’-Mc
Mc

-運用-
 飯田線

-所属-
 ・大垣車両区(海カキ)

-外装-
 ・鋼製/全塗装

-カラーバリエーション-
東海色

-製造-
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-関連リンク-
形式集
 ・103系   ・105系   ・107系   ・125系
外部
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-模型(Nゲージ)-
GREENMAX
 ・0番台/するがシャトル  ・0番台/飯田色  ・100番台/飯田色
 ・0番台/東海色  ・5000番台/東海色  ・5100番台/東海色