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817

所属会社
Company
JR九州
JR-KYUSHU
種別
Type
一般形電車(近/中距離)
EMU/commuter
使用区域
Area
九州全域
Kyushu-Region
電源方式 AC20000V
制御方式 VVVFインバータ位相制御
ドア数
在籍総数 98両
最高速度 120km/h

-概要-
 JR九州の一般形電車。

 福北ゆたか線電化開業向けに投入された車両。実質的な815系
の追加増備グループである。

 アルミダブルスキン工法による滑らかな車体とアルミ独特の鈍い輝きが特徴で、
815系と同じく切妻タイプの前面を持つ。この前面は、813系のように鋼製のものを取り付けたものではなく、西武20000系や東武50000系列と同様に妻面パネルを構体に直接取り付けた形状となっている。

 このように基本デザインを
815系と共用し、前面のレイアウトも近似してはいるものの、ブラック化した上で全体をガラス張りとしたことでその印象は大きく変化した。
 車内は
815系のロングシートから一転。再びクロスシートへと回帰している。このシートは木材を使用し、その上に本皮を張った独特なものである。

 本系列も、若干のインターバルをはさみ数次にわたって増備が続いており、初期に南福岡に投入されたものを除いて、全てが製造当初は直方運輸センターに投入されている。
 このうち、最初期に投入されたグループが0番台に区分される。これを将来の中間車組み込みによる長編成化に対応させたグループが1000番台で、2次にわたって14本が投入された。
 さらに、07年に入り一連の汎用LED搭載仕様に改変された1100番台が4編成投入された。例によって大型LEDを無理やり組み込んで入るものの、車体断面自体は変わっていないため
813系やキハ220のような違和感はない。

 1000番台や1100番台が大量に直方に投入されたことから、0番台は1編成を除き南九州へと転属していった。これによって、各地に残存していた旧急行形車両が淘汰されている。
 
 1100番台、および同時に投入された
813系1100番台によって九州圏内の急行形はほぼ全滅していることから、本系列が増備される可能性はあまり高いとはいえなさそうだ。

0番台
 初期グループ。
1000番台
 長編成化に対応した改良版。
1100番台
 1000番台ベースの大型汎用LED搭載車。
-編成-
 ・2連 Mc-Tc’

-運用-
 鹿児島本線
  ・門司港〜折尾  ・鳥栖〜八代
  ・川内〜鹿児島
 福北ゆたか線
 佐世保線
 長崎本線
 豊肥本線(熊本〜肥後大津)
 日豊本線(延岡〜鹿児島)
 宮崎空港線

-所属-
 ・筑豊篠栗鉄道部直方運輸センター(北チク)
 ・長崎鉄道事業部長崎運輸センター(崎サキ)
 ・熊本鉄道部熊本運輸センター(熊クマ)
 ・鹿児島総合車両所(本カコ)

-外装-
 ・アルミ無塗装

-カラーバリエーション-
福北ゆたか線 長崎地区 熊本地区 鹿児島地区
 

-車体構造-
 ・A-train

-製造-
 ・日立製作所  ・JR九州小倉工場

-関連リンク-
形式集
 ・813系  ・815系 
外部
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